THE LUNG CHANNEL OF HAND TAIYIN / Zhang Jiebin, Lei jing tu yi, 17th century · Wellcome Collection · CC BY 4.0MERIDIAN NOTE / 経絡
LUNG & LARGE INTESTINE
東洋医学では、秋を「肺」や「大腸」、乾燥、皮膚、鼻などと結びつけて考えてきました。古典には、それらを一つの流れとして捉える記述があります。これは現代医学の因果関係を示すものではなく、季節と身体の変化を重ねて見る、昔からの考え方です。
乾いた空気の日に鼻、呼吸、皮膚、便通を一緒に記録してみると、理論を信じる前に、自分の変化を観察できます。
- 朝、息が浅くなっていないか
- 肌や喉の乾き方はどうか
- 抱え込んだままのものはないか
CLINICIAN'S MARGIN / 鍼灸師の余白
からだは暦より先に知っている
経絡図は、神経や血管の解剖図ではありません。身体の離れた場所に現れる変化を、治療と観察の経験から結んだ別種の地図です。今号では手太陰肺経が胸部から腕の内側を通り、母指へ向かう経路を読みます。
SHINKYU SHOTENDO × hachico
鍼灸師に聞く、季節と身体の対話
NUTRITION DESK / 栄養
不足を足す前に、食べ方を見る
栄養素は、口に入れた量がそのまま身体で働くわけではありません。消化、吸収、運搬、貯蔵、排泄までの途中には、胃腸の状態、薬との相互作用、睡眠、飲酒などが関わります。
「何を足すか」の前に、食事記録と生活の時間を見ます。検査値は一つだけ切り取らず、症状や既往歴と合わせて専門家へ相談します。
INNER WEATHER / 心の天気
秋の寂しさを、心の故障にしない
目に入る光は、視覚だけでなく体内時計の調整にも関わります。秋から冬に日が短くなると、睡眠時刻、食欲、活動量、気分が変わる人がいます。
秋の寂しさを、何でも病気にする必要はありません。でも、毎年暮らしに支障が出るほど落ち込むなら、「季節だから」と我慢しない。その違いも丁寧に見ていきます。